四柱推命 偏官とは「野生と頭脳」の象徴

偏官(へんかん)は四柱推命において、「野生と頭脳」を象徴します。このタイプの人々は、公的な資格や役職にこだわらず、実力で地位を築くことを好みます。以下に、偏官の性格や適職、接し方、異性へのアプローチ方法を解説します。

※この記事は、四柱推命協会の無料講座で学んだ上での独自視点です。

偏官が命式にある人は、動き回ることが好きで、じっとしていることが苦手です。積極的であり、理屈よりも経験や実力を重視する行動力のある人です。また、親分肌、姉御肌であり、後輩に対して面倒見が良い一方、気性が激しく、些細なことでも腹を立てることがあります。さらに、物事をはっきりさせないと気がすまない傾向があり、何事も白黒ハッキリさせます。その際、たとえ衝突してでも、どちらが悪かったのかを納得するまで追求します。

こんな偏官ですが、その性格上、競争心が強く、直感に頼るスポーツは偏官には向いていますし、表現力を活かす芸能界・文化人の仕事も適しています。また、営業や報道関連の現場で動く仕事や競争のある環境が向いています。

偏官は身弱(自制心がある)と身強(果敢に行動する)に分かれます。どちらでも偏官の特性は現れますが、身強の場合は無謀な壁に果敢に挑むことが多いです。

次に、恋愛傾向ですが、偏官の恋愛傾向は、普段は積極的な情熱家ですが、恋愛になると奥手になりがちです。自分からアプローチすることは少なく、相手に好意を悟られないようにしてしまいます。しかし、献身的で優しく、頼りがいがあるため、相手から慕われることもあります。一度交際を始めると深い愛情を持ち、大切な人として友人や家族に紹介したがります。ただし、献身が過ぎると恋人関係から親子のような関係になることもあるので、ほどほどにしておくことが大切です。

なお、相手の十干が甲の場合、偏官にとって理解者であり、協力的な相手ですし、丙は偏官とのコミュニケーションがスムーズで、共感を示しやすい相手です。

逆に、乙の場合ですと、偏官と意見が対立しやすい相手です。衝突を避けるために注意が必要ですし、戊も偏官との相性があまり良くありません。意見の食い違いが多いことがあります。

以上のように、偏官の相性は、具体的な人物との出会いや関係性によって変化するため、相手とのコミュニケーションを大切にすることが重要です。

なお、ここまでは、あなたに偏官があった場合ですが、もし、自分…ではなく、相手に偏官があった場合、アンテナを全開にして接すると良いです。偏官は言葉が少なくて済むため、魅力的に感じることが多いですし、衝突を避けるためにも、意見を通す際は理解者として接すると良いです。このような偏官の特性を理解し、適切に接することで、円滑なコミュニケーションができるでしょう

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